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ギャンブル依存症の考え方とは?思考・心理状態について解説

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この記事では、私の実体験に基づいて、ギャンブル依存症という病気になってしまっている人が実際にどういう事を考えているのかという事について書いていきたいと思います。

ギャンブルをやらない方や、ギャンブルをやるとしても少しだけという人には、依存症になってしまった人が、どういう考えをしているのかいまいちわからないと思います。

  • そんなに大損してまでギャンブルを続ける意味が分からない
  • どうして途中でやめようとしないのか理解不能
  • 負けているのに楽しいの?

はたから見るとまるで意味の分からないギャンブル依存症の頭の中、考え方、思考などを具体例を参考にし、少しでもご理解いただければと思います。

家族や身の回りの方がギャンブル依存症になってしまい悩んでいる方の、一緒に考えるキッカケになれればと思います。

依存症と脳、ドーパミンとの関係

依存症の原因はドーパミンにある

「依存症」という名のつくものは世の中にも数多くありまして、ギャンブル依存症の他にもアルコール依存症、薬物依存症、ニコチン依存症などが主に挙げられます。

依存症は言うまでもないかもしれませんが「やめたくてもやめられない」という状態が続いてしまう事です。

むしろ「やめたい」という意識を持っているうちはまだいいものの、それが生活の一部分となってしまい「やめたい」という意識すら無くなってしまう事が一番怖い状態となります。

また依存症は自分自身でも、それに依存しつづけることによって生活や人生が悪化していることに気付きながら、その事実に目を背け、「やめたい」という認識を持たないようにする。

またはやめなければならない現実から目を逸らしてしまいます。

「やめよう」と決意したとしても、いざその対象と触れてしまうとどうしてもやってしまうという依存症の共通点があります。

脳の仕組みから言うと依存症を引き起こす原因はドーパミンです。

ドーパミンは快楽と結びついています。

アルコール・タバコ・薬物等はそれを身体に取り入れることによって、脳の中でドーパミンが作られます。

始めのうちは少量で満足出来るだけのドーパミンが脳内で作られていたものが、それを継続して身体に取り入れることによって、少量では満足できなくなり、

次第に「より多く」「より頻繁に」求めてしまうようになってしまいます。

ギャンブル依存症は「報酬」が得られる→ドーパミン

ではギャンブル依存症の場合はどうなのでしょうか。

別にギャンブルはアルコールやタバコのように身体の中に何かを摂取するわけではありません。

ギャンブルによって脳内でドーパミンが作られてしまうのは、

「報酬」

を得られるからです。

ギャンブルで大勝ちした時には、多くのお金が得られ、それによって「何を食べよう」とか「あれを買おう」という色々と妄想したりします。

そういった快楽が脳に刻まれる事により、

ギャンブルをすることによって報酬を得られると脳が認識し、再びギャンブルをしたいという欲望に駆られてしまうのです。

※報酬を得てドーパミンが発生するのは、ギャンブル依存だけでなく他の依存症でも同じことです。

ギャンブル依存症の場合は、

「より多くのお金を」「より頻繁に得たい」という欲望に駆られて、

次第に多くのお金を賭けたくなり、より頻繁に、可能であれば毎日、そして長時間ギャンブルをしたくなってしまいます。

重度のギャンブル依存症者の心理とは

ギャンブル依存症は抗うつ剤の代わりにギャンブルしてしまう

私のように重度の依存症になった場合にどうなってしまうのかを書きたいと思います。

重度になってくると今度は精神的に依存していってしまいます。

ギャンブルで勝てば精神的に安定し、安らぎ・幸福感・満足感等を得られます。

ギャンブルに負けた場合は、不安感・絶望感・無力感等に苛まれます。

その感情は負けた直後に限らず、翌日、更には尾を引いてしまうと1週間ぐらい落ち込んだ状態が続いてしまう事もあります。

その負の感情を打ち消すための特効薬が、ギャンブル依存症にとっての「大当たり」「的中」「勝ち」であります。

勝つことによってドーパミンを大量に得られ、それまで負けていた事などすっかり忘れ、上機嫌で安定した精神となるわけです。

ですのでギャンブル依存症は、負けていれば負けているほど、

「早く勝たなければ」という焦燥感に襲われてしまいます。

勝てば楽になるという精神状態から次々とお金を賭けてしまうわけです。

競馬を例に見る ギャンブル依存症が大負けする時の思考

ここからはギャンブル依存症がギャンブル(ここでは競馬を例にします)をやっている最中に頭の中でどのように考え、そして心理的にはどうなっていくかを具体的にみていただきたいと思います。

今回はある程度まとまった軍資金(10万円程度)を持っている場合を想定します。

給料日直後

  • ギャンブル用資金 10万円
  • 銀行口座 15万円(生活費)
  • 財布 2万円

1.意気揚々とギャンブルの準備をする

ギャンブル依存症者にとっては、この準備段階からドーパミンが出て高揚感があります。

言ってみれば子どもがディズニーランドやUSJなどのテーマパークへ行く準備をしている時と同じような感覚です。

競馬を実際に現地(競馬場)に観戦しに行く場合や、場外発売場(実際に競技は行われていないが馬券を購入する場所)に行く場合にはそこまでの道のりでも色々と考えながらワクワクしてしまいます。

ネットで購入する場合には入金するだけです。そしてTV等で競馬中継をつければ、自宅はもうディズニーランドです。

新聞やネットで調べたりして、予想に使う時間も楽しいものです。

この時点では、お金が無くなる心配なんて考えてもいません。

どうやって勝つか、どのくらい儲けられるかという事しか考えていません。

まさに頭がお花畑です。

2.レースがはじまる、お金が無くなっていく

給料日直後。10万円の軍資金があるわけですから、勝つビジョンしか見えていません。

それが、ギャンブルが始まった途端にお金は減っていきます。

ギャンブルは自分のお金を賭けるないと始まりません。

マイナスからのスタートです。

当たり前の話ですが10万円の軍資金からはじめのレースに賭けるお金をまずは使います。

これが1万円だった場合、もう既に残りは9万円。レースがはじまる前からです。

この1レース目が当たればプラスになりますが、ハズれた場合・・・

あくまでこれは概念の話になってしまい、わかりづらかったら申し訳ございません。

話を元に戻します。

自信のあった1レース目で2.0倍の倍率の馬券を購入したものの惜しくもハズレ。

1万円失い、残り9万円。

買った時点で自信があったので11万円になる算段だったのに・・・

実際には1万円の負債です。

ここまで想定しており、初めから数レースのうち1つ当たれば良いというやり方であれば、予定通りなので冷静です。こういった場合は「ハズレ」が当たり前と思っているので依存症にはなりにくいです。

ギャンブル依存症の場合はここから少しづつ、冷静さを失っていきます。

行き当たりばったりの為、悪い意味で熱くなってしまいます。

次のレースで取り返そうとします。

3.取り返そうという思考がドツボにはまる主な原因

現在9万円。

「さっきの惜しかったな、当たっていれば11万円になっていたのに。」

ここで次のレースで11万円にしようとします。

先程と同様に2倍の倍率の馬券を購入することに決めました。

11万円にするためには、

所持金 9万円 ⇒ 7万円

2万円購入 × 的中2倍 =4万円

7万円+4万円 =11万円

という計算が頭の中で成り立ちます。

既に2レース目で

どの馬が勝ちそうか  どうやったらお金を取り返せるか

という思考になってしまっています。

ここで当たれば良かったのですが、

残念ながらハズレてしまったとしましょう。

ここで当たっていても結末は一緒です。

こういう思考になってしまう人は遅かれ早かれ全て無くなります。

残金7万円、負債3万円

「2回続けて2倍をハズレたんだから、次は絶対に大丈夫」

と考えます。

この頃には、ギャンブルが始まる前に感じていた「楽しさ」は少なくなっていますが、

ドーパミンがでて「興奮」はしており、更に冷静さを失ってしまいます。

次に2倍を賭けて11万円にするには4万円の馬券を購入しなければいけません。

ここもハズレると残金3万円。10万円があっという間に3万円です。

極端な例ではありますが、現実としてこういったことは日常的に起こります。

4.使わない予定だった銀行口座(生活費)に手を出す。

残金3万円。マイナス7万円。

ここでふと我に返り、3万円を元の10万円に戻すのは困難であることに気付きます。

生活費のお金から使おう。

ギャンブル依存症にとって、

ギャンブル資金と生活費、支払用のお金などの境があいまい

いや、ほぼ同じ扱いになってしまいます。

例に戻ります。

銀行口座の15万円から入金。

コンビニのATMに駆け込むこともザラです。

ギャンブルで勝って、銀行口座に戻せばいいと考えます。

何とか失った10万円を取り戻さないやめられない。

ここまでくると、「取り返す」には

  • レート(賭け金)を上げて更に大金を賭けるか
  • 倍率の高い(一般的には当たりにくい)馬券の購入へとシフトするか

という考えに至ります。

行き当たりばったり(その場の思いつき)でやっているわけですから、

そのどちらも当然危険です。

こうして負け続けていくと、完全に冷静さを失います。

場合によっては、銀行口座のお金も使い切り、財布の2万円にまで手を付けます。

  • 自分は必ず逆転できるという考え
  • もうどうなっても良いというヤケクソ

どちらの感情もあります。

そして全てを失ってしまうのは、案外あっという間です。

5.全てのお金を使い果たした後の思考

「終わった。どうしよう今週の支払のお金まで使ってしまった。財布のお金までないよ、生活費どうしよう」

ここで、ようやく少し冷静になり、自分自身のやってしまったことへの激しい後悔に苛まれます。

「なんであんなレースを買ってしまったんだ、もっとじっくり考えるべきだった」

同時に、途中からよく考えずに熱くなってしまって勢いで次々に大金を賭けてギャンブルしまったことへの反省もします。

「自分はいつもこうだ、結局何回も同じ失敗をしてしまう」

また、激しい自己嫌悪にも襲われます。

こうした考え達が頭の中を延々とぐるぐるしていることと、脳にとっては刺激の強いギャンブルというものを長時間やっていたこともあり疲れます。

そして現実逃避して眠ってしまいたくなります。

ギャンブルで大損した翌日以降の感情の変化とは?

そして翌朝目が覚めると、現実に引き戻されて更に自分のやってしまった前日の失敗に直面します。

正面から向き合わざるを得なくなってしまうのです。

なぜなら、次の給料日までのお金がないから

お金の心配・現実を直視させられると、激しい後悔から何をするにも身がはいらなくなり、何も楽しいと感じなくなるうつ病のような状態になります。

これは朝起きて数時間で終わる場合もあれば、数日続いてしまう場合もあります。

このうつ状態から抜け出すには、お金をどうするかという心配が少し薄れる必要があります。

  • 何とかお金の工面が出来そうという計算ができる
  • 次にギャンブルで勝てば問題ないと考える

ギャンブル依存症はこうして性懲りもなく次のギャンブルへ向かってしまいます。

更なる悪循環です。

そして再び上の 1.意気揚々とギャンブルの準備をするに至るわけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

読んでいて不快になられた方もいらっしゃると思うのでお詫び申し上げます。

今回はあくまで参考の例としてですが、

  • ギャンブル依存症が何故繰り返しギャンブルで失敗するか
  • ギャンブル依存症が何故エスカレートしていくのか
  • ギャンブル依存症の心理状態

について少しでもご理解いただけたかと思います。

周囲の心配をよそに、ギャンブル依存症の本人にとっては「何とかなる」と思っている場合も多いです。

また次回以降、更新していきますので参考にしていただければと思います。